生命のめぐみ
はるか農園の卵
鶏たちはアスリート
最初に生んだ卵を食べたときの衝撃が大きくて。これまで食べていたものと全然違って、臭みがない。右も左もわかっていない飼い始めの状態でも、こんなに差があるのかと驚いたほどでした。
鶏の体はいま、できるだけ餌をやらずに卵をいっぱい生ませるために筋肉をつけず、遺伝子のレベルで「卵を生む機械」に改良されています。その結果、昔は卵を生むのに180日近くかかっていたのが、120日ほどで生み出すようになりました。しかし、卵はよく生むが、負荷がかかる分、すぐに体が壊れるのです。
体に無理がかからないように、鶏が欲する栄養をいかに与え、内臓を壊さないか。私たちは鶏たちをアスリートだといっています。体を壊さないことと元気に卵を生むことの両立に苦労しています。
記録を狙うために体を鍛えながらも体を壊さないオリンピック選手と鶏たちは同じ。ここの鶏たちは平飼いで自由に動き回っています。卵には育てられ方が如実に現れます。安いものには裏が、高いものには理由がある、というのが私たちの信念です。
餌の内訳:道産小麦、道産米、パン粉、道産大豆、道産米ぬか、道産魚粕、貝化石、自家製ケール、大根など野菜、海藻